そんな疑問をこれから解決していきます。
- 【納得】ヴェルファイアはなぜ高い?理由を現役整備士が徹底解説!
- ヴェルファイアを安く手に入れる方法
- ヴェルファイアの値段が高い5つの理由
- ヴェルファイアのグレード別の見積もり
- まとめ
【納得】ヴェルファイアはなぜ高い?理由を現役整備士が徹底解説!

ヴェルファイアが高いのにはちゃんと理由があります。
この記事では、ヴェルファイアの値段が高い理由を現役の整備士がしっかりと解説していきたいと思います。
ヴェルファイアが高い理由は主に5つ。
トヨタの技術が惜しみなく投入された技術力や、安全性、乗り心地の良さなどを考えるとヴェルファイアが高額になるのも納得できます。
しかし一般的な収入の方が買えないってこともないんです。
高いものでも買い方を知っていれば安く手に入れることはできます。
しっかりと賢く経済的に購入する方法も解説していますので、ヴェルファイアを買おうか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
ヴェルファイアは高いから買えない?【240万円で手に入ります】

正直な所ヴェルファイアは予算が240万円もあれば十分購入できるんです。
もちろんその通りです。
実際の車両価格としては、一般的なグレードに最低必要だと思われるオプションを取り付けると450-500万円以上はする高級車であるヴェルファイアですが、自分が全額支払えばそれぐらいはするでしょう。
簡単な話、自分が全額支払わずに最低限の金額だけ支払えばいいだけなのです。
ヴェルファイアの値段が高い5つの理由

ヴェルファイアが高い理由は主に5つです。
- ブランド力が強く高級車だから
- 兄弟車が高いから
- 運転のしやすさと乗り心地の良さ
- 内装(インテリア)の豪華さと快適性
- 安全性能が高い
順番に解説していきますね!!
①ブランド力が強く高級車だから

1つ目の理由は『ブランド力が強く高級車だから』という理由です。
ヴェルファイアはそもそもが『高級車』という位置に分類されており、ラグジュアリーカーとしてその価格帯を維持しなければなりません。
そして、芸能人や企業のトップクラス、政治家や世界のVIPと呼ばれる人たちが高級サルーンからミニバンに乗り換えていることもあり、兄弟車のアルファードと共にヴェルファイアに乗っている姿がメディアで目撃されるためそのブランド力はかなり強いものとなりました。
実際にASEAN(アセアン)地域や中国などではアル・ヴェル兄弟は高級車として扱われていることもあり、インドネシアでは1000万円オーバーの値段がする超高級車です。
ファッションに言い換えれば同じ素材を使っていてデザインが似ていてもファストブランドよりもハイブランドの商品は値段が高いのと同じで、ヴェルファイアにはそれだけのブランド力があるということです。
②兄弟車が高いから

2つ目の理由は『兄弟車が高いから』という理由です。
ヴェルファイアは『アル・ヴェル兄弟』として日本を代表する高級ミニバンです。
兄弟車がラグジュアリーカーとして値段が高いのにヴェルファイアだけ値段を下げて価値を落としてしまうような販売方法は取れないのです。
同じブランド力を持つ兄弟車で、その人の好みによって選択ができるという『選択の楽しみ』という一つのおもてなしと考えるのも良いのではないでしょうか。
兄弟車で片方のブランド力の方が高くなってしまうと『選択の楽しみ』は無くなってしまうと思います。
③運転のしやすさと乗り心地の良さ

3つ目の理由は『運転のしやすさと乗り心地の良さ』という理由です。
ヴェルファイアはあの大柄な車体からは想像できないほど運転がしやすいです。大柄に見える車体でも実際の車幅は1850mmほどしかなく、びっくりするほど小回りがいいのです。
狭い日本の道路に合わせて小回りのきく構造になっており、高級サルーンとは違うミニバンならではの視界の良さで運転が好きなユーザーにも支持されています。
さらにハイブリッドになると電気式のモーターでの4WDとなり燃費もよく、すっと後ろから背中を押してくれるような印象の推進力で運転をアシストしてくれます。
ミニバン特有のふわふわとした乗り心地の悪さも、現行型ヴェルファイアの場合はボディの剛性が高くなっていて、サスペンションの方式もミニバンによくあるトーションビーム式からダブルウィッシュボーンという独立懸架式になっており、安定性も他のミニバンに比べるとかなり安定しています。
この他にはない運転のしやすさと乗り心地の良さはトヨタの技術の結晶でもあり当然その分お金もかけられています。
この乗り心地を求めるユーザーがたくさんいるので当然値段も高くなってくるのですね!
④内装(インテリア)の豪華さと快適性

出典:Motor-Fan.jp
4つ目の理由は『内装(インテリア)の快適性と豪華さ』という理由です。
ヴェルファイアの売りどころと言っても良いのが室内の内装の豪華さと快適性です。
他のライバルを全く寄せ付けない室内空間の広さや、飛行機のファーストクラスのようなセカンドシート。そして日本人が好むように作られた豪華な見栄えの木目パネルやイルミネーションと、シートやインパネの質感の良さです。
セカンドシートの快適性はライバル不在と言われるほど。
ミニバン最大の利点である広さと天井の高さを利用したシートのレイアウトでスライド量が大きく足元の空間がとても広くなり、オットマン付きのファーストクラスのようなシートでとてもリラックスできる体勢を取ることができます。
ヴェルファイアの中でも一番高いほうのグレードのエグゼクティブパワーシートとエグゼクティブラウンジシートは大型の固定式アームレストも装備され見た目も快適性もさらに豪華に飾られます。
室内の大型モニターも快適性に一役買っていて、リヤシートエンターテイメントシステムで12.1インチの大型モニターを後部座席の天井に装着することで、豪華なシートに座りリラックスができる体勢で大型モニターで映画を鑑賞したりと、まるでシアタールームが移動しているような快適性を得ることができちゃいます。
これだけの快適性と豪華さを装備しようと思えば当然価格が高くなるのも納得できますね!
⑤安全性の高さ

出典:toyota.jp
5つ目の理由は『安全性の高さ』という理由です。
ヴェルファイアにはトヨタセーフティセンスが搭載されています。
- 自動ブレーキ
- レーントレーシングアシスト
- ロードサインアシスト
- アダプティブハイビームシステム
- オートマチックハイビーム
- レーダークルーズコントロール
- 先行車発進告知機能
- ブラインドスポットモニター
- リヤロストラフィックアラート
- インテリジェントクリアランスソナー
- ドライブスタートコントロール
- デジタルインナーミラー
これだけの安全性能がついているので、現在発売されているミニバンの中でも最も安全なミニバンと言っても過言ではありません。
もらい事故でないかぎり、これだけの機能がついていたらどうやって事故ったら良いの?と思ってしまうほどです。
各機能についてはまた別の記事でお伝えいたしますね!
こんなに安全性が追求された技術が投入されていれば当然価格も上がるものです。
ただ、私が一番思うのは【この安全性能がこの価格で手に入るのか!】と思えるほど安いと思います。
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ヴェルファイアのグレード別の見積価格
それでは高いと言われるヴェルファイアは本当に高いのか?
安い方から高い方まで順番に見積価格を比較してみました!!
比較しやすいように、オプションの装着は一般的に最低限必要なものに限定して選択しています。
安全装備であるトヨタセーフティセンスは全グレードで標準装備になっています!
- T-Connectナビ
- ETC(ビルトインタイプ)
- サイドバイザー
- フロアマット
全グレードの見積もりを掲載すると果てしなく続いてしまうので、整備士から見てタイプ別に厳選したグレードで掲載いたします。
ヴェルファイア(ファミリー向き)【グレードZ 2WD・8人乗り】

こちらはファミリー向きのグレード、【Z 2WD・8人乗り】の見積価格です。
このヴェルファイアの見積価格は本体価格+オプション+諸費用で4,330,319円と450万円までは行かなくともやはり400万円は超えてしまいます。
車好きや外装にこだわりのあるお父さんでしたら、ここにナビを自分の好きなものにしたり、サンルーフを取り付けたり、ホイールやエアロキットを取り付けると思いますのでもう少し高くなってしまうかもしれませんね。
正直なところヴェルファイアを購入するに当たって【8人乗り】はあまりおすすめしないのですが、家族構成によっては8人乗りが必要なご家庭もあると思いますので掲載させていただきました。

8人乗りはセカンドシートがベンチシートになってしまいますので1番の売りどころである後部座席の快適性がかなり落ちてしまいます。
やはりおすすめするのはZグレードでも8人乗りではなくセカンドシートが分離されている7人乗りタイプです。
このZグレードの7人乗りのセカンドシートは大型のアームレストは搭載されていませんが足元のオットマンは装備されています!

7人乗りは車両本体価格が4万円ほど安くなるだけですので、7人乗りの購入を考えている方は同じぐらいの値段になると考えていただいても大丈夫だと思います^^
ヴェルファイア(エントリーモデル)【X 2WD・8人乗り】

こちらは一番安い価格のグレード【X 2WD・8人乗り】の見積価格です。
一番安いエントリーモデルであるXでオプションを最小限に絞ってもやっぱりヴェルファイアは400万円はオーバーしてしまいますね。
正直私の感想としてはこのグレードは一番おすすめしないグレードですがあえて掲載させていただきました。
見積価格を見ていただければ分かるのですが、おすすめできない一番の理由としては
【たった30万円の違いでクオリティがかなり低下してしまうから】
ということです。
せっかく400万円を超えるのヴェルファイアを購入するのに、30万円ケチるぐらいなら買わない方がいいとまで思ってしまいます。
それなら頭金を30万円多く貯金するか、下取り価格を30万円あげる交渉や、少しでも車を高く売ってワングレード上のZを購入する方がはるかにお得だと思います。
ヴェルファイア(こだわりのある方向き)【Z Gエディション 7人乗り】

こちらは一番人気のグレード【Z Gエディション 2WD 7人乗り】の見積価格です。
一番人気なだけあって私も一番オススメするのはこのグレードです。
オススメの理由は
- 豪華な仕様で一番安い
- セカンドシートが豪華(もちろん電動パワーシート)
- ほとんどのものが標準装備
ヴェルファイアといえばコレというほどの豪華装備が整っています。

ただネックになるのはやはり価格です。
ZがベースになるGエディションなのですが価格が85万円イッキに上がります。Zと比べてこの85万円の差が安いと思うか高いと思うかはそれぞれだと思いますが、私としては85万円の差でこんなに変わるのかと思います。
推定予算より高いと感じた方は、少し我慢してでも買う価値はあると思います。
頭金を多く準備したり、価格交渉次第でもっとお得に手に入れられる方法はありますので。
このグレードになってくると、同乗者はとても快適でまた乗りたいと思うのは間違い無いでしょうし、車が2台に分かれるようなグループで行動するとなると私は間違いなくこちらに同乗したいと思いますね!!
ヴェルファイア(超豪華装備)【Executive Lounge Z 2WD 7人乗り】

こちらはヴェルファイアで一番高い方のグレード【Executive Lounge Z 2WD 7人乗り】の見積価格です。
もちろん最上級グレード(一般用途ではないロイヤルラウンジを除く)ですので、価格もかなり上がりますが、装備はとんでもなく豪華で他のグレードとは比にならないぐらいの快適性と乗り心地を誇ります。
エグゼクティブラウンジはシートはもちろん本革で内装色がブラック以外に【フラクセン】というベージュのようなカラーが選択できます。

セカンドシートもVIP感満載のエグゼクティブラウンジ専用の室内幅いっぱいに幅広い大型固定式アームレストが搭載されている【エグゼクティブラウンジシート】が標準装備です。
Z Gエディションでもかなり豪華だとは思うのですが、さらに高い方のエグゼクティブラウンジと比較してみると差は歴然です。

そしてお気付きの方もいらっしゃると思いますが、このエグゼクティブラウンジにはオプションでナビが選択されていませんよね?
それは、他のグレードではオプションで66万円〜72万円もする【T-Connect SDナビゲーションシステム+JBLプレミアムサウンドシステム】が標準装備なのです!!!
エグゼクティブラウンジはその名の通り贅を尽くした仕様のヴェルファイアですので、価格が高くなるのも納得ですね!
ヴェルファイア【ハイブリッドモデル】

ヴェルファイアのハイブリッドモデルは一番高い方のグレードであるエグゼクティブラウンジ、V、V Lエディションで+50万円、X、Z、ZR、ZR Gエディションで100万円ほど価格が高くなります。
そう思われる方もいてると思います。
しかし、整備士の視点から考える私としてはヴェルファイアのハイブリッドに燃費を求めるのは間違いです。
ヴェルファイアはハイブリッドになるとモーターのパワーが加わりあの重たい車体がスーっと背中を押してくれるような加速を実現します。私はヴェルファイアのハイブリットに求める性能はパワーアップと運転のしやすさというのが正解だと思いますね。
ピンとこない方のために、ヴェルファイアの燃費からガソリン代を考えて、実際に元を取るのにどれぐらいの期間がかかるかを計算してみましょう!
実際に市街地走行をしたヴェルファイアの燃費はガソリンモデルで約9-11km/L、ハイブリッドモデルで12-14km/Lが参考値です。
仮に燃費をガソリンモデル10km/L、ハイブリッドモデル13km/Lで年間15,000km走行するとして135円/Lで計算してみます。
モデル | 年間燃料消費量 | 年間ガソリン代 |
ガソリン | 15,000km÷10km/L=1,500L | 1,500L×135円/L=202,500円 |
ハイブリッド | 15,000km÷13km/L=1,153.8L | 1,153.8L×135円/L=155,763円 |
差 | 346.2L | 46,737円 |
このように年間で節約できるガソリン代は約4.6万円程度。
車両本体価格の差が少ないエグゼクティブラウンジでも10年以上、それ以外のグレードでは20年以上ガソリン代として元をとるのにかかってしまいます。
現実同じ車に20年乗る人はかなり少数だと思いますので、元を取るのはほぼ不可能でしょう。
まとめ
この記事では『【納得】ヴェルファイアはなぜ高い?理由を現役整備士が徹底解説!』というテーマでお届けいたしました!
それではまとめますね!
- ヴェルファイアが高い理由は
- ①ブランド力
- ②兄弟車が高い
- ③運転しやすく乗り心地がいい
- ④インテリアが豪華で超快適
- ⑤ミニバントップの安全性能
- グレードXは一番オススメしないグレード
- ヴェルファイアは7人乗りがオススメ
- 7人乗りのセカンドシートは独立シートで素晴らしい快適性
- オススメグレードはZ Gエディション
- 高い方のエグゼクティブラウンジは超豪華装備
- ハイブリッドは燃費ではなくパワーと運転のしやすさを見るべき。
- ガソリン代の元を取ろうと思うと10-20年はかかる。
いかがでしたか?
ヴェルファイアが高いのにはちゃんとした理由がありましたね。
車自体のブランド力、豪華絢爛な充実された装備にトップクラスの安全性能が備わりトヨタの技術が各箇所にこれだけ詰め込まれれば値段が高いのも納得です。
しかし、ただ単に値段だけをみて高いと思うのではなく、この装備と安全性を考えればお買い得な値段だとは思いませんか?
私は日本は高性能な日本車を割安で買えるとてもいい国で恵まれた環境だと思います。
輸入車などと比べるとスタイリッシュなデザインやパワーやスポーツ性能では日本車は勝てないものもあるとは思いますが、超高級車でない限りはトータルバランスと安全性、乗り心地は日本車が勝つものがほとんどだと私は思っています。
そんな車もさらに割引されたり、下取り価格を上げたり、車を所有している方であれば売却する価格を上げたりと交渉次第ではさらにお得に購入できてしまいます。
かっこいいヴェルファイアに乗って、最高の乗り心地を体感できるのも夢ではありませんね!
最後まで読んでいただきありがとうございます!!
それではヴェルファイアに乗ることを考えて素晴らしいカーラーフをお過ごしください^^
みなさんの疑問は解決できましたか?

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